日本で地震が発生したとき、ニュースなどで「○○沖 深さ約××km」という報道を耳にします。
しかし、地図上に赤い×印などで表示されるのはたいてい「震央」の場所、つまり震源の真上の地点です。
どのくらいの深さなのかをkm単位で表示されても、値が大きくイメージが難しいですよね。
この記事では、そのような場合に非常にわかりやすく「震源」を可視化してくれるツール、Japan EQ Locaterについてご紹介します!
おことわり Japan EQ Locaterは本記事の執筆者が開発したものではありません。開発者の草薙昭彦氏、ならびにその関係者の方がこの記事をご覧になり、疑義が生じた場合、または記事の削除を希望される場合は、ただちに対応させていただきますので、お手数ですが以下フォームよりお問い合わせをお願いいたします。 http://keiichi.s324.xrea.com/contact/
Japan EQ Locaterとは?

Japan EQ Locaterは、草薙昭彦(Akihiko Kusanagi) 氏によって作成されたデータビジュアライゼーションで、震源の位置を立体的な地図で見ることができるツールです。
現在、github.ioでウェブページとして公開されており、誰でもアクセスすることができる状態にあります。
データには気象庁の地震情報および地震月報を利用しているそうで、2000年以降のマグニチュード2以上の地震を参照できます。
ページには以下のリンクからアクセスできます。
Japan EQ Locaterのサイト https://nagix.github.io/japan-eq-locator/
X(旧Twitter)のアカウントもあるようです。 最新の地震について知りたい場合もありがたいですね。
草薙昭彦氏のGitHubページは以下のリンクからアクセスできますので、ソースコードに関心のある方は読んでみると勉強になるかもしれません。
草薙昭彦氏のGitHubページ https://github.com/nagix
Japan EQ Locaterの操作方法、使い方
Japan EQ Locaterの画面は以下のようになっています。

右側のアイコンは、上から順に
+ 地図を拡大
- 地図を縮小
▲▽が上下に並ぶアイコン 地図を北向きに(ドラッグでマップ操作も可能)
外向き矢印4つのアイコン 全画面化(パソコンのみ)
時計アイコン 最近の地震
箇条書きリストのアイコン 過去の巨大地震
Japan EQ Locaterのアイコン X(Twitter)アカウントへのリンク
丸いinfoアイコン Japan EQ Locaterについての紹介
となっています。直感的に操作できてすばらしいですよね!
パソコンであればマウスホイールで拡大縮小できたり、ダブルクリックで拡大できたりと、他の地図と同じように操作できるのも便利です。
▲▽が上下に並ぶアイコンをクリックして、地図が真上からで固定された!という場合には、そのアイコンをドラッグしたまま上下に動かすことで俯角を変えることができます。
画面下に「©OpenMapTiles」などの文字列が表示されても心配はいりません。使用されているプラットフォームなどのコピーライトです。
開発者がこのようなルール(https://www.openstreetmap.org/copyright/ja)に準拠していることの証左ですね。
まとめ
今日は震源に関する情報をマップでわかりやすく見ることができるツール、Japan EQ Locater(https://nagix.github.io/japan-eq-locator/)を紹介させていただきました。
便利なだけでなく、知的好奇心を刺激される素敵なツールですね。
お読みいただきありがとうございました!
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