昔SDカードを買ったとき、切手くらいのサイズだった記憶があります。
ところが最近のSDカードは、一見すると大小2つセットのような状態で売られていることがほとんどです。
これは何なのでしょうか?
大きいカードは「変換アダプター」

実は、大きいほうのカードはデータを記録する装置ではありません。
ただの「変換アダプター」なんです。本体にAdapterと書かれていることもあります。
なぜ変換アダプターが付属しているのかというと、SDカードには異なる規格があるためです。
小さいほうのSDカードは「microSD」と呼ばれる規格で、切手くらいの大きさで馴染みのある(?)ほうのSDカードこそ標準的な「SD」の規格というわけです。
いつ変換アダプターが必要になる?

変換アダプターを使う必要があるのは、主にパソコンなどでデータを読み出すときです。
ドライブレコーダーなどの小さい機械にはmicroSDが搭載されていることが多いですが、そのままではパソコンに差し込めない時があります。
その際、アダプターに差し込んで標準的なSDカードのサイズにすれば、microSDのスロットがなくとも読み取れるというわけです。
もっとも、パソコンにSDカードを差し込むスロットがないことも多く、その場合は市販されているUSBに差し込むタイプのSDカードリーダーを使うのが一般的です。
USBに差し込むタイプのSDカードリーダーはmicroSDとSDどちらにも対応していることが多く、その場合はアダプターを使用する必要はありません。
変換アダプタの差し込み方
では、変換アダプタはどのように使えばよいのでしょうか。
実はとっても簡単です。

イラストのように、アダプターに正しい向きで差し込むだけです。
このとき、裏表を逆にすると刺さらないことに注意してください。
microSDの表面についている爪のような形の突起が、アダプターの欠けている部分にはまるようにするとうまくいきます。
正しい差し込み方をすると、「サクッ」という感触があるはずです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
SDカードとmicroSDカードの違い、アダプターの使い方など、参考になれば幸いです。
お読みいただきありがとうございました!
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